プロモーションビデオとは?
プロモーションビデオは、その名の通りプロモーション(販売促進)活動のシーンで活用され、商品の購入やサービスの利活用に直接的に繋げることを主な目的として制作された動画です。
企業が見込み客に商品やサービスを認識してもらい、商品の購入やサービスの利活用を促すための活動をプロモーションと言い、販売促進と同様の意味合いで用いられます。
プロモーションは、マーケティングミックス(4P)における「何を売るのか?(製品:product)」「いくらで売るのか?(価格:price)」「どこで売るのか?(流通:plece)」を構成する要素の1つです。
そのため企業が見込み客に商品・サービスを認知してもらい、最終的な顧客獲得まで進めるために、プロモーションは欠かせない重要な活動です。
プロモーションには広告やイベントなどさまざまな方法がありますが、最近では動画を使ったプロモーション活動、つまりプロモーションビデオの活用が主流になりつつあります。
またプロモーションビデオは、PR動画と混同されることが多く、これらは名称こそ似ていますが、意味合いや目的は大きく異なりますので、制作の際や外注の際は制作意図と制作目的に齟齬がないよう注意してください。
プロモーションビデオのメリット
プロモーションとは「Pro(前進する・進める)」と「Motion(動き)」を合わせた造語であり、その名の通り見込み客からの購入や利活用といった具体的な動き(アクション)を促しやすい点がメリットです。
実際にSNSやWeb、TVCMでプロモーションビデオ(PV)を見てから商品・サービスに興味を持ち、動画をきっかけに購入した経験や利用を始めたことがある方も多いのではないでしょうか。
このように企業活動の目的である売上拡大に直結しやすい点がプロモーションビデオ(PV)を活用する最大のメリットです。
また映像コンテンツには様々なジャンルがありますが、その中でもプロモーションビデオ(PV)は、消費者が購入した際のメリットや購入したことによって得られる体験を映像として訴求することに特化している点が特徴です。
依頼内容別 制作費用の目安
依頼作業例 | 制作費用例 | 備考 |
撮影+編集代行 | 30〜60万円 | プロモーションビデオ(PV)制作の撮影から編集作業までを依頼した場合を想定した費用例 |
企画+撮影+編集 | 40〜70万円 | プロモーションビデオ(PV)の企画作成から撮影や編集作業まで全ての作業を外注した場合を想定した費用例 |
企画+撮影+編集+ナレーション | 50〜80万円 | 企画・撮影・編集に加え、ナレーションまで、プロモーションビデオ(PV)制作を一任した場合を想定した費用例 |
プロモーションビデオの事例
ここではサンプルとして作成した、各種プロモーションビデオ(PV)をご紹介しています。
スキンケア化粧品
化粧品会社の販売するスキンケア化粧品を想定し作成したプロモーションビデオ(PV)事例です。紫外線対策とスキンケアに使用できる化粧品の販促をイメージし、美しいBGMと輝かしいカットで構成しています。
飲料メーカー・飲料販売
飲料メーカーで提供しているドリンクをモチーフにしたプロモーションビデオ(PV)事例です。エネルギッシュな商品イメージ押し出したプロモーションを想定し、アクティブな映像とグリッチ・ネオン等のテロップで構成しています。
コーヒー豆・抽出器具
コーヒー豆や抽出器具の販促向けプロモーションビデオ(PV)事例です。多くの自然光を取り入れながら撮影し、ゆったりとしたカットを合わせることで、リラックスできる雰囲気を訴求しています。
キャンプ・アウトドア用品
キャンプ・アウトドア用品の販促向けプロモーションビデオ(PV)事例です。河原の水や草など自然物を多く取り入れることで、キャンプやアウトドアで製品が馴染むようイメージし作成しています。
珈琲抽出用アイテム
珈琲抽出用アイテムの販促を想定し制作したプロモーションビデオ(PV)事例です。珈琲の抽出過程をスローなBGMに合わせ、落ち着きのあるコーヒーブレイクをイメージし制作しています。
Q&A
プロモーションビデオは商品・サービスの販売促進を目的とした動画コンテンツに対し、ミュージックビデオはアーティストが楽曲の世界観を表現する動画コンテンツです。
しかしミュージックビデオも販売促進として活用されることから、混同されているケースも多い傾向にあります。
- 企画・構成
- 撮影・仮編集
- 本編集・MA
上記を基本的な流れとして制作します。詳細は「映像・動画制作の流れ 3つのフェーズと業務プロセス」をご覧ください。
訴求ポイントを明確化することがポイントです。プロモーション(販売促進)活動を進めるには、消費者や見込み客がコンバージョン(購入・利用・お問い合わせ等)を起こす動機付けとなる情報を伝えることが重要です。訴求ポイントの例としては「他社と比較した際にどのような違いがあるのか?」「以前の製品と比べどのような性能がアップしたのか?」「消費者にとってどのようベネフィットがあるのか?」などが挙げられます。
編集作業のみであれば20万円程度から製作が可能です。しかし上限はないに等しいため、オプションの追加や映像にこだわる場合は、数百万〜一千万円程度に上るケースも珍しくありません。実際に自治体が作成しているプロモーションビデオでは、1億円ほどの予算が投じられていた事例もあります。