「国産素材を厳選」「無添加素材のみ」「こだわりの製法」など。
素晴らしいものづくりをされている企業でも、その魅力を発信しようとすると、どうしても成分や工程などの「スペック」に頼ってしまいがちです。
しかしスペックだけの発信は、最終的に「価格の安さ」や「利便性」で比較される消耗戦を招いてしまいます。
今、消費者が求めているのは、スペックの裏側にある「なぜ、それを作っているのか」という唯一無二のストーリーであるというケースは少なくありません。
ストーリーに共感したお客様は単なる「消費者」から、長く愛してくれる「ファン」へと変わる可能性のある方でもあります。
今回はキュリバーがホームページ作成やプロモーション、PR等を請け負う際、第三者として取材に入り、プロジェクトを進行することで、どのように現場の「当たり前」を「選ばれる理由」へと変換しているのか、その考え方を事例とともにご紹介します。
「自社で書く」のと「プロに任せる」のは何が違うのか?
多くの企業様が、まずは社内での情報発信を検討されます。
しかし「自社の魅力をもっと伝えたいが、うまく言葉にできない」「ブログを書いてはいるものの、集客や受注に繋がっている実感がない」といった壁にぶつかるケースも少なくありません。
実際に弊社にお寄せいただくホームページ関連のご相談でも、こうした内容が絡むことが大半です。
こうした壁にぶつかってしまう大きな理由は、自社での発信はどうしても「伝えたいこと(売り手側の都合)」に偏ってしまうという難しさがあるからです。
そこで私たちの仕事は、単なる文章作成というよりも、貴社の想いを「届く言葉」に翻訳することだと考えています。
お客様が知りたいことへの翻訳
: 専門的なこだわりを、売り手目線ではなく、消費者が価値を感じる言葉に変換します。
客観的な価値の発見
: 内部にいると当たり前すぎて見落としてしまう「本当の強み」を掘り起こします。
戦略的な記事構成
: 読んだ後に「試してみたい」「相談してみたい」と思わせる購買や利用までの導線を設計します。
ここからは私たちが手がけた事例を通して、その具体的なアプローチをご紹介します。
「スペック」を「納得感」へ店主の体温を宿らせる
どんなに良い商品でも、一方的なアピールは読者に「売り込み」として、一歩引いてみてしまう可能性が高まります。
大切なのは商品説明の中に、作り手の「人柄」や「仕事への姿勢」を自然かつ、大胆に織り交ぜることだと考えています。
ここであえて大胆と言っているのは、作り手からすると当たり前のことが、それ以外の視点で見ると当たり前ではなく、購買を誘発する大きな差別化ポイントになるケースが多いからです。
上記の事例では豆腐作りのこだわりを単に列挙するのではなく、職人の人柄や製造現場の空気を「ストーリー調」の記事で構成しました。
事前の調査に基づき、読者が「この人が作っているなら安心だ」と直感的に感じてもらえるようにコンテンツの導線を設計。
一方的な広告でなかなか作り出すことはできない、ものづくり(今回の事例では豆腐作り)に向き合う誠実さが伝わる紹介記事で、ブランドへの信頼届けました。
「いち消費者」の驚きを信頼の根拠に変える
自社で「うちは美味しいです」と言うのは簡単ですが、お客様が本当に知りたいのは「実際はどうなの?」という「いち消費者」の視点。
つまりあくまでも一人のユーザー、お客さんの視点で発信されているリアルな実感です。その代表的なものが口コミです。
この記事をご覧の方の中にも、何かを購入する時、多くの方は口コミを気にされていることと思います。
私たちは取材前に必ず一人の客として実食・体験し、スタッフが感じた「驚き」や「率直な感想」をベースに質問を組み立てます。
作り手側では当たり前すぎて見過ごしてしまう可能性もある、「肉の質感」や「調理のひと手間」を、ひとりの消費者の視点で言語化。
その上でプロの視点で切り取った写真と合わせることで、「今すぐ食べてみたい」という衝動を後押しできるようコンテンツを作成しています。
「当たり前」の中に眠る宝物を再定義する
長く続けてこられた活動の中には、外部から見て初めて気づく「強み」がたくさん眠っています。
これを見逃さずに、その企業や商品の「価値」として提示するのが、私たちの役割です。
180年以上の歴史を持つ日光市の老舗酒蔵、渡邊佐平商店。
そこには、社長自らが行うクイズ形式の解説や、流暢な英語での案内といった、非常に魅力的な「現場の力」がありました。
これらの光景は、事業者であるお店のスタッフさん方にとっては「日常の風景」かもしれません。
しかし第三者がその様子を客観的に切り取ることで、「他社にはない独自の魅力」としてコンテンツ化することができます。
私たちは、こうした現場の魅力を丁寧にすくい上げ、読者が価値を感じる文脈へと翻訳することを大切にしています。
自社の魅力は、内側にいると案外気づきにくいもの
日々当たり前に取り組んでいることは、ご自身・スタッフさん方では普通な、「当たり前」なことだと思われているかもしれません。
ですが、そもそも気づかれていないだけで、第三者の視点で見ればそれは「すごいこと」であることも多くあります。
私たちは現地での取材を通じ、その眠っている魅力に焦点を当て、過度に誇張的な表現を用いることなくファンを生むストーリーへと変換します。
「うまく言葉にできないけれど、伝えたい想いがある」「第三者の視点で自社の強みを探って、コンテンツ化したい」 「価格競争ではなく、自社の価値を伝えたい」
そんなときは、ぜひ一度私たちにそのお話を聞かせてください。まずは貴社の日常、「当たり前」を伺うところから始めさせていただければ幸いです。



















