ブランドムービーとは?
ブランドとは「信頼性の高いサービスを提供している」「格好いい商品を扱っている」「誠実な対応をしてくれる会社」といった、消費者がすでに企業や商品・サービスに対して持っているイメージの総称です。
そのため弊社で制作するブランドムービーは、既存顧客のリピートをはじめ、ロイヤルティやLTV向上を主な目的として作成した動画を指します。
ブランドムービーとブランディングムービーの違い
ブランディングは動画を使ったマーケティング施策や広告施策などによって見込み客のイメージ、つまりブランドを構築するために行う企業活動自体を指します。
ブランドとブランディングは混同されて認識されている傾向にありますが、ブランドムービーは既存顧客、ブランディングムービーは見込み客を対象にした動画と弊社では考えています。
そのためブランドムービーが既存顧客を対象とした動画に対して、ブランディング動画は見込み客を対象とするといった違いがあります。
ブランディング動画については、以下の記事でもご紹介しています。
ブランドムービー活用のメリット
ブランドムービーは、既存顧客のリピーター化やファン化、消費者との関係性の維持・向上を促せる点がメリットです。そのため視聴者の感情に訴えかけるようなストーリーテイストの映像作品や、ドキュメンタリーチックな動画コンテンツを指すケースが一般的です。
また多くの企業では活用されている、商品の購入を比較的強く訴求する形式のプロモーションムービーや、SNS等で商材の認知を拡大を目的とするショート動画は、マーケティング的なニュアンスが色濃く映像に表現される傾向にあります。
しかしブランドムービーは、あくまでも企業・商品・サービス等におけるイメージ戦略の一環であるため、商品を強く訴求したり、認知拡大を狙うといったマーケティング的な意味合いは大きくありません。
そのため短期的に売上アップを狙うわけではなく、長期的な売り上げ拡大における施策の一環、企業全体のイメージ戦略として用いられます。よって広告感を視聴者に伝えにくくなり、企業の持続的な発展に寄与するのもブランドムービーのメリットです。
ブランドムービーの費用感
ブランドムービーでは、「会社の歴史や遍歴・歩み」「商品に懸ける生産者の想い」「長期的に企業として実現したい社会的な取り組み」などが映像として表現される傾向にあります。
実際にブランドムービーに関しては、社長や幹部クラスといった経営に近い層が制作に関わっているケースも多く、他のジャンルの動画コンテンツに比べ、特に思い入れを持って比較的高額な費用を設けて制作するケースも珍しくありません。
そのため映像尺によっては億単位の予算を設けるケースもあり、比較的安価でも数10万円から100万円程度は予算を組んでいるのが基本です。企業によってかけている予算は大きく異なるため、ここでは作業別のブランドムービー制作の費用例をご紹介しています。
作業別 ブランドムービー制作の費用例
作業例 | 制作費用 | 備考 |
撮影+編集代行 | 30万円〜 | ブランドムービー制作の企画案を依頼者側で作成し、素材撮影や編集作業を依頼した場合を想定した費用例 |
企画+撮影+編集 | 60万円〜 | ブランドムービーの企画作成から撮影や編集作業まで全ての作業を外注した場合を想定した費用例 |
企画+撮影+編集+ナレーション | 70万円〜 | 企画・撮影・編集に加え、解説のナレーションまで、ブランドムービーの制作を一任した場合を想定した費用例 |
ブランドムービーの事例
ここでは各種ブランドムービーをご紹介しています
大豆乃館
少ない素材で作られる繊細な豆腐を表現するため、動画も文字やナレーションは使わず映像と環境音、BGMのみで構成したブランドムービーです。
※当事例は、(株)Curiverが運営する栃木のローカル情報WEBメディア「よんななベース」で掲載しております。
ワイナリー
酒メーカーやワイナリーブランドを想定し作成した、ブランドムービー事例です。シネマティック・映画調な色彩調整を施し、歴史を紹介することで伝統感を伝えられるような工夫を加えています。
コスメ・化粧品
化粧品会社のオーガニックコスメを想定したブランドムービー事例です。訴求ポイントを自然由来の成分と仮定し、鮮やかな映像と自然音を組み合わせ、自然の中にいるかのような雰囲気を醸す工夫を加え制作しました。
Q&A
一般的にコンセプトムービーは企業の持つ理念・ビジョン・想いといった抽象的なものを表現するのに対し、ブランドムービーは会社の歴史・遍歴・歩みなど定量的なことや具体的なものを表現するといった違いがあります。
異なります。ブランデッドムービーとは、ブランディングムービーの別称です。
対象の企業や該当の商材によって異なります。一般的にブランドムービーは、長尺のストーリーテイストやドキュメンタリーチックな動画コンテンツが多く見られますが、視聴者に伝えたいポイントを絞って短尺で構成されたブランドムービー動画も効果的な場合があります。