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SEO対策の業務プロセス 対策のポイント・注意点

SEO対策の業務プロセス 対策のポイント・注意点
目次

検索エンジン経由で見込み客を集客するために有用なSEO対策は、アルゴリズムの変動や検索ユーザーニーズの多様化などによって複雑化しています。

本記事ではSEO対策における基本的な業務プロセスをはじめ、対策を進める際のポイント・注意点について「Google」が公表する哲学やガイドライン情報を参考にご紹介します。

SEO対策の業務プロセス

SEO対策 業務プロセス

SEO対策は主に以下、4つの業務プロセスで行います。

SEO対策の業務プロセス

  1. 現状分析・課題調査
  2. 施策立案・制作企画
  3. 施策支援・制作実行
  4. 施策修正・制作改善

まずはWebサイトやページの現状や課題を調査分析し、次に課題を解決につながる施策や制作を企画立案。

その上で施策や制作を実行し、必要に応じて実行した施策や制作を改善していきます。

SEO対策では完璧な正攻法やマニュアルが決まっているわけではないため、サイトの現状やユーザーニーズを適切に把握し、定期的に改善を繰り返し、施策や制作を最適な状態へ近づけていく必要があります。

また当業務プロセスは一例です。Webサイトやページの現状や達成したい目的などによっては、下記以外のSEO関連業務が発生するケースやいずれかのプロセスを省くケースもあります。

現状分析・課題調査

SEO対策 現状分析 課題調査

商品・サービスの特徴、キーワードを確認

自社商品・サービスの特徴や、それに関連するキーワード等の情報を洗い出します。

SEO対策サイトの現状を確認

分析ツールや目視でSEO対策を進めるサイトの記事、画像・イラスト、映像・動画等、既存のコンテンツを確認・分析します。

競合サイト・ページの調査・分析

競合他社や競合サイト・ページの検索順位、含まれているキーワードや記載内容等のコンテンツ、状況を調査・分析します。

検索キーワード・顕在ニーズの分析

既存顧客・見込み客・ペルソナなど、ターゲットにおける検索ニーズをはじめ、SEOコンテンツ・SEO記事制作を進める検索キーワードや関連する情報を調査・分析します。

施策立案・制作企画

SEO対策 施策立案・制作企画

施策や制作における目標・KPIの策定

「検索順位の改善」「アクセス数の増加」「見込み客の獲得」「Webサイトの売上拡大」「商品・サービスの認知度向上」等、目標やKPIを策定します。

SEO対策するキーワードを選定

検索キーワードを精査し優先順位をつけ、SEO対策するキーワードを選定します。

潜在ニーズの分析・仮説立案

選定した検索キーワードや顕在ニーズにおける、潜在的なニーズを調査・分析します。

コンテンツの企画・記事の構成案作成

調査・分析したデータを基に、SEOコンテンツ・SEO記事制作の企画・構成案を作成します。

施策支援・制作実行

SEO対策 施策支援・制作実行

コンテンツ制作・SEOライティング

企画・構成案に基づいて、SEOコンテンツ制作、SEOライティング・SEO記事制作を進めます。

コンテンツ・記事の確認・修正

制作したSEOコンテンツ・SEO記事のコピペチェックや記載内容との相違、誤字脱字等を確認し、必要に応じて修正します。

タイトル・画像等、各種タグの設定

タイトルタグやメタタグ(メタディスクリプション)、hタグ(見出し)、altタグ(画像・イラスト)等、各種タグを設定し、SEOコンテンツ・SEO記事に組み込みます。

コンテンツ・記事をWebサイト上に公開

制作したSEOコンテンツ・SEO記事をWebサイト上に公開する。必要に応じFacebook・Instagram・Twitter等、SNSに投稿します。

施策修正・制作改善

SEO対策 施策修正・制作改善

公開したコンテンツ・記事の状況確認

公開したSEOコンテンツ・SEO記事の状況を分析ツールや目視で確認し、必要に応じて修正点や改善箇所を洗い出します。

競合サイト・ページの動向確認

競合サイト・ページの動向を確認し、必要に応じて施策内容の修正点や制作物の改善箇所を洗い出します。

施策の修正案や制作の改善案を作成

公開したコンテンツ・記事の状況、競合サイト・ページの動向に応じて、修正案や改善案を作成します。

コンテンツ・記事の修正・改善

修正案や改善案に基づき、SEOコンテンツ・SEO記事の修正や改善を実行します。

SEO対策のポイント 上位表示に向けて重要なこと

SEO対策 重要なこと

検索エンジンで上位表示の獲得を目指しSEO対策を進める際は、闇雲にブログ記事を量産したり、検索キーワードをコンテンツに詰め込めば良いわけではありません。

大半の検索エンジンユーザーを抱える「Google」から公表されている情報を確認して、その内容に沿ってユーザーファーストかつ検索エンジンに登録されやすいように、SEO対策を進めることが重要です。

上位表示に向けてSEO対策を進める上で重要なこと

  • 「Google」が公表しているSEO対策関連の情報を理解する
  • 「Google が掲げる 10 の事実」を参考にSEO対策の方向性を確認する
  • 「ウェブマスター向けガイドライン」を参考に不正行為について把握する

「Google」が公表しているSEO対策関連の情報を理解する

日本における検索エンジンのシェアは80%近くを「Google」、同様の検索機能を使用している「Yahoo!」が約20%を占めています。

つまり「Google」の検索エンジンにおけるSEO対策を進めれば、「Yahoo!」を含め国内シェアの100%近くを獲得できます。

そのため「Google」が公表しているSEO対策関連の情報を理解し、SEO対策を進めることが重要です。

「Google が掲げる 10 の事実」を参考にSEO対策の方向性を確認する

「Google」では「Google が掲げる 10 の事実」として10項目の哲学を掲げています。

参考:Google が掲げる 10 の事実

これらの項目に則って、SEO対策を進めることが重要です。弊社が自社サイトのSEO対策をはじめ、企業様のSEO対策を代行した経験上、特に重要な項目は次の点です。

「Google が掲げる 10 の事実」に基づきSEO対策を進める際に重要な点

  • ユーザーファーストな価値あるコンテンツを提供する
  • すぐに集客効果が出なくともコツコツとSEOコンテンツを蓄積する

 

ユーザーファーストな価値あるコンテンツを提供する

「Google」が掲げる哲学において、第一に記載されているのが、次の事柄です。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

引用:Google が掲げる 10 の事実

つまりこれはユーザーファーストな価値あるコンテンツを提供すれば、お問合せや商品購入といった売上に関わる事柄も後からついてくるということです。

サイト運営者側が伝えたい情報を掲載することも重要ですが、それよりもいかにユーザーの立場になり、ユーザーが欲しい情報を考え、わかり易く情報を届けるかに焦点を絞ることで、検索順位が上がり自然とお問い合わせなどが増えていく傾向にあります。

これは弊社のお客様のサイトでも同様で、商品を押し売りするのではなく、いかにユーザーにとって必要な商品情報を届けるかにフォーカスできるかが、検索順位向上や最終的な売上に関わってくる傾向にあります。

すぐに集客効果が出なくともコツコツとSEOコンテンツを蓄積する

「Google」が掲げる哲学において、2番目に記載されているのが、次の事柄です。

2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

引用:Google が掲げる 10 の事実

SEO対策は早くても3ヶ月を目安に、対象のWebサイトや状況によっては6ヶ月から年単位で行うプロジェクトです。すぐに集客効果や売上アップといった、成果が出るわけではありません。

そこですぐに成果が出ないからとプロジェクトが頓挫してしまったり、SEO対策は意味がないと挫折してしまうケースも少なくありません。

しかし「Google」の哲学に則った正しい方法でユーザーにとって有益なコンテンツをコツコツと積み上げていけば、多くの場合は成果につながります。

「ウェブマスター向けガイドライン」を参考に不正行為について把握する

「Google」から公開されている「ウェブマスター向けガイドライン」は、主にWebサイトやページをクロール、インデックスし検索結果に表示させるための一般的な方法が掲載されているガイドライン・マニュアルです。

参考:ウェブマスター向けガイドライン

「ウェブマスター向けガイドライン」に記載されている項目を確認し、不正行為について把握しておくことが、SEO対策を進めるためには重要です。

弊社が自社サイトのSEO対策をはじめ、企業様のSEO対策を代行した経験上、特に重要なのは以下の点です。

 

「ウェブマスター向けガイドライン」において特に重要な点

  • 「Google」がWebサイトやページの情報をスムーズに収集できる対策を進める
  • EAT(専門性・権威性・信頼性)を高める施策を進める

「Google」がWebサイトやページの情報をスムーズに収集できる対策を進める

「Google」はWebサイトやページを検索画面に表示させるために、クロールによってページ情報をダウンロード、情報をインデックスに登録、検索順位を決定、そして検索結果に表示しています。

SEO対策では、こうした作業を「Google」がスムーズに行えるように、対策を進めることが重要です。

具体的には画像に alt タグを設置したり、リンクに<a> 属性を含む href タグを設置したり、サイトマップを送信するなどが、スムーズにWebサイトやページの情報収集してもらうための対策として挙げられます。

 

EAT(専門性・権威性・信頼性)を高める施策を進める

SEO対策 EAT 専門性 権威性 信頼性

Webサイトやページに入っているコンテンツのEATを高めるSEO施策を進めることが重要です。

SEO対策におけるEATとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字からなる用語です。

検索ユーザーにとって有益な専門性のあるコンテンツを作成し、多くの人にその権威を認められ、信頼されるコンテンツを提供することが大切です。

SEO対策におけるEAT

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

EATを高めるためのSEO対策とは、会社情報や運営者情報、プライバシーポリシーページ、特定商取引法ページ(主に物販の場合)を作成したり、ユーザーの安全性を保てるようWebサイトのSSL化を進めるなどが一例として挙げられます。

また2022年12月からは、上記のEATにExperience(経験)も加わり、品質評価ガイドラインはEEATとされています。

Experience(経験)とは「実際にサービスを使っている」「実際に商品を購入したことがある」といった、実体験がコンテンツの中に盛り込まれていることが重視されるということです。

参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

SEO対策の注意点

SEO対策には適切に外部施策や内部施策を進め、コンテンツSEOやテクニカルSEOを実践していく必要があります。

そうしたSEO関連の施策を進める際には、あらかじめ注意しておくべき点が存在しますので、事前に確認しておくことが重要です。

SEO対策における注意点

  • リンク プログラムへ参加しない
  • クローキングを行わない
  • 隠しテキストと隠しリンクを設置しない など

上記の3つ以外にも「Google」の「ウェブマスター向けガイドライン」には、SEO対策を進める際に確認しておくべき、さまざまなガイドラインが公表されています。

注意しておくべきことや、やってはいけないことを把握し、適切に検索エンジンから適切に評価を受けるためにも事前に確認しておきましょう。

参考:Google検索セントラル ガイドラインの概要

 

リンク プログラムへ参加しない

SEO対策におけるリンク プログラムとは、「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンの順位を意図的に操作するためにリンクを購入することです。

検索エンジンでWebサイトやページが評価されるためには、バックリンク・被リンクを獲得するための外部対策が重要ですが、有効なのはナチュラルなリンクのみです。

リンク プログラムの参加によって、順位を操作するために意図的に設置されたリンクは評価を受けないどころか、Webサイトやページの評価を著しく下げてしまいます。

また「Google」が公表している「ウェブマスター向けガイドライン」違反とみなされるケースもありますので注意しましょう。

参考:Google検索セントラル リンク プログラム

クローキングを行わない

SEO対策におけるクローキングとは、「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンとユーザーに対して、それぞれ異なるコンテンツを意図的に表示させることです。

例えばWebページ「ABC.com」というページを作成し、検索エンジンにはパターンAのコンテンツを表示させ、ユーザーにはパターンBのコンテンツを表示させることをクローキングといいます。

クローキングは、「ウェブマスター向けガイドライン」違反となるケースもありますので注意しましょう。

参考:Google検索セントラル クローキング

 

隠しテキストと隠しリンクを設置しない

隠しテキストや隠しリンクとは、白い背景に白いテキストを使用するなど、Webページの背景と同色のテキストを使用することや、テキストを画像の背後に設置することを指します。

このようにWebサイトやページをユーザーの不利益となるような状態にしておくことは、「ウェブマスター向けガイドライン」の違反となるケースがあります。

ユーザー目線に立ち、隠しテキストと隠しリンクを設置しないように注意しましょう。

参考:Google検索セントラル 隠しテキストと隠しリンク

 

SEO対策関連業務は外注で効率的に

本記事でご紹介したようにSEO対策は基本的な点だけでも、「Google」が公表する哲学やガイドライン情報の確認や、実際の施策や制作といったようにさまざまな作業が挙げられます。

株式会社Curiverでは、本記事でご紹介したような「Google」が公表する哲学やガイドライン情報を守った、SEO対策の代行やSEOコンサルティングサービスをご提供しています。

またSEO記事の制作もワンストップで代行可能ですので、SEO対策関連でお悩みの場合には、お気軽にお問い合わせください。

Q&A

  1. 現状分析・課題調査
  2. 施策立案・制作企画
  3. 施策支援・制作実行
  4. 施策修正・制作改善
  1. 「Google」が公表しているSEO対策関連の情報を理解する
  2. 「Google が掲げる 10 の事実」を参考にSEO対策の方向性を確認する
  3. 「ウェブマスター向けガイドライン」を参考に不正行為について把握する
  • リンク プログラムへ参加しない
  • クローキングを行わない
  • 隠しテキストと隠しリンクを設置しない
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ライター
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株式会社Curiver

栃木県のデジタルマーケティング会社です。Web戦略の設計段階からクリエイティブの企画・制作、マーケティング施策の実行・改善まで、零細・中小企業におけるWeb関連業務を一貫して代行します。

監修者
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柄木田 裕哉

株式会社Curiver代表取締役。1996年、栃木県さくら市出身。新卒で独立し、Webサイト・記事制作、SEO対策、Webマーケティングの受託とWebメディア運営を開始。現在は主にマーケティングプロジェクトの統括や制作のディレクションを担当しています。