WebサイトとHP(ホームページ)は、厳密にはそれぞれ異なる意味を持っていますが、同様の意味合いで使われることの多い言葉です。
特に「これからWebサイトを作りたい!」「以前作成したHP(ホームページ)の運用を始めたい!」のように、初めてWebサイトやHP(ホームページ)の制作・運用を始める場合には、混同されているケースも少なくありません。
また制作や運用を外注する際には、自社の要望と外注先の認識に食い違いがないよう、あらかじめWebサイトとHP(ホームページ)の違いを把握した上で、依頼することが重要です。
ここではWebサイトとHP(ホームページ)の違いを理解するために必要なWebページの意味から、それぞれの概要や違いまでご紹介します。
Webページとは?
Webページとは、インターネットブラウザで閲覧できるWeb上に公開されている1枚のページを意味します。
例えば、現在閲覧して頂いている当記事(https://curiver.com/contents/56653/)もWebページの1つです。
その他にも弊社のWebサイトに含まれている、会社紹介ページやサービスページ、事例ページ、人材採用ページ、お問い合わせページなど、全てがWebページです。
Webページの基本構成
Webページの内容
Webページの内容は、特定のテーマに関連する内容がまとめられているケースが一般的です。
当Webページであれば「Webページ・Webサイト・HP(ホームページ)」がテーマ、「それぞれの概要や違いに関連する情報」が主な内容です。
また一例として、各Webページにおける内容の以下のようになります。
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Webサイトとは?
Webサイトとは、インターネットブラウザで閲覧可能な、複数のWebページがまとめられた集合体のことです。
一般的にはA・B・C 等の異なる内容のWebページが、1つのWebサイトに集められています。
例えば、弊社のWebサイト(https://curiver.com/)では、当記事をはじめとした各種コンテンツの一覧ページや会社紹介、サービス、事例、お問い合わせなどの各種Webページをまとめています。
通常、企業用のWebサイトでは、上記Webページをはじめ必要に応じて他のWebページ作成し、1つのWebサイト内でまとめて扱っているケースが一般的です。
また一括りにWebサイトといっても、用途や目的に応じてコーポレートサイトやオウンドメディアなど、様々な種類が挙げられます。
以下のページでは、Webサイトの種類についてご紹介しています。
WebサイトとWebページの違い
HP(ホームページ)とは?
HP(ホームページ)とは、インターネットブラウザで閲覧可能なWebページのことで、1つのWebサイトの中で1ページのみ存在します。
例えば、弊社のWebサイトは様々なWebページで構成されていますが、HP(ホームページ)となるのは、https://curiver.com/です。
一般的なHP(ホームページ)では、会社概要やサービス・商品紹介等の最低限の情報が簡素に紹介されており、Web上の名刺のような用途で使用される点が特徴です。
ただし実際のところ、HP(ホームページ)は、3つの意味で用いられており、その意味合いは現場や認識によって異なります。
⑴ 1ページに情報をまとめたWebページとしてのHP(ホームページ)
1つ目の意味は、サービス紹介や会社紹介、お問い合わせ先など最低限必要な情報を1ページにまとめたWebページとして用いられるHP(ホームページ)です。
通常のWebサイトでは以下のような異なる情報を、別々のWebページで作成されているケースが一般的です。
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これに対して、A・B・Cの情報が1ページにまとめられているのが、「1ページに情報をまとめたWebページ」としての意味で用いられるHP(ホームページ)です。
以下の画像は、HP(ホームページ)内にサービス紹介、会社紹介、お問い合わせが含まれており、1ページで完結していることを示しています。
⑵ Webサイト内のトップページとしてのHP(ホームページ)
2つ目の意味は、Webサイト内の1階層目(トップ)に当たるWebページとして用いられるHP(ホームページ)です。
1階層目に存在するWebページであることから、そのWebサイトにおけるトップページとも呼ばれています。
通常のWebサイトでは以下のように、トップページの下に階層的に各Webページが構成されているケースが一般的です。
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このように階層的なWebサイトとして構築されている場合が、「Webサイトのトップページ」としての意味で用いられるHP(ホームページ)です。
以下の画像は、Webサイト内の1階層目にHP(ホームページ)=トップページ、2階層目にサービスページ・会社紹介ページ・コンテンツページ・お問い合わせページ、3階層目に各投稿ページが存在していることを示しています。
また2階層目以下のページから見て、1階層目(トップ)がHP(ホームページ)にあたるため、「HP(ホームページ))=トップページ」となります。
⑶ 最初に見ることを想定されたWebページとしてのHP(ホームページ)
3つ目の意味は、Webサイトの中で閲覧者が最初に見ることを想定し作成されたWebページとして用いられるHP(ホームページ)です。
だたし近年では検索エンジン(Google・Yahoo!等)の進化により、検索経由で様々なWebページに直接的にアクセスできるようになっています。
そのため「最初に見ることを想定されたWebページ」としての意味で用いられるケースよりも、1つ目もしくは2つ目の意味で用いられるケースが一般的です。
また補足として、”閲覧者が最初に見ることを想定されたWebページ”という意味では、LP(ランディングページ)も該当します。
LP(ランディングページ)は、HP(ホームページ)に比べると、より直接的にコンバージョン(商品購入やサービス登録等)を目的とされている点が特徴です。
HP(ホームページ)とWebページの違い
WebサイトとHP(ホームページ)の違い
Webサイトが複数のWebページがまとめられた集合体であるのに対して、HP(ホームページ)はWebサイト内で唯一存在するトップページである点が主な違いです。
そのためWebサイトはHP(ホームページ)を含むWebページ全てであり、HP(ホームページ)はWebサイトに含まれるWebページの1つです。
図解は上記の画像と同様です。
またWebサイトとHP(ホームページ)の違いを表にまとめると、以下のようになります。
Webサイト | HP(ホームページ) | |
制作費 | 高い | 安い |
参考費用 | 50~100万程度 | 20~50万程度 |
用途 | 汎用的 | 限定的 |
納期 | 遅い | 早い |
ページ数 | 1ページ〜 | 1ページのみ |
拡張性 | 高い | 低い |
機能性 | 高い | 低い |
運用コスト | かかりやすい | かかりにくい |
※上記の表は一般的な例です。例外となる場合もあります。
制作会社等へ制作を相談する際、一般的に「HP(ホームページ)を作りたい」といえば1ページのみのWebページ、「Webサイトを作りたい」といえば複数のWebページで構成されたサイトだと認識されます。
WebサイトとHP(ホームページ)はどっちが良いのか?
WebサイトとHP(ホームページ)は、同様の意味合いで用いられるケースも少なくありませんが、それぞれ異なる特徴を持っています。
そのため一概に良し悪しを判断することはできません。重要なのはWebサイト・HP(ホームページ)を活用して、得たい成果や制作する目的を定めることです。
例えばWeb上の名刺代わりのような限定的な用途であれば、制作費の安い傾向にあるHP(ホームページ)で十分な場合もあります。
一方でWebでの認知拡大や集客、お問い合わせアップ、ブランディングといった実利を求めるために活用するのであれば、拡張性や機能性に優れているWebサイトが多くの場合、適しています。
Webサイト・HP(ホームページ)の選び方に迷った場合は?
上記のWebサイトとHP(ホームページ)の違いに関する表でまとめたように、それぞれは多くの点で異なりますので、用途や目的を明確化すれば自社に適した媒体が見えてくるはずです。
しかし実際に弊社にご相談いただいた中には、次のような不明点や悩みを持つクライアントもいらっしゃいました。
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こうした不明点や悩みを抱えている曖昧な状態のままで、Webサイト・HP(ホームページ)制作を進めてしまうと、次のような事態が想定されます。
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このような事態を避け、自社の活用法や要望通りに制作するためにも、自社で選ぶのが難しい場合には活用法や将来的な用途まで踏まえて制作会社に相談するのも1つの方法です。
株式会社Curiverでは、Webサイト・HP(ホームページ)の活用法や目的をヒアリングした上で、適した種類をご提案させて頂くことも可能です。
Webサイト・HP(ホームページ)制作をご検討の場合には、お気軽にお問い合わせください。